田舎ぐらしと人付き合い田舎ぐらしと謂えども、田舎の住人との付き合いがあります。
田舎暮らしの付き合いは、都会生活での付き合いとは少々形態が違ってきます。
どちらかといえば、下町の付き合い方に似ているという人もおりますが、それも違います。
田舎暮らしの付き合いを分かりやすくいえば、儀式的で形式的な付き合いが多いのが、田舎ぐらしの付き合いの特徴かと思います。
地方により多少の違いはあると思いますが、田舎暮らしの付き合いは、冠婚葬祭から始まり、出産祝い、七五三のお祝い、お宮さんのお祭り、道路際の草刈等々を、地区の人たちや組の人たちで、
いつも共同で行う形になります。
田舎の人々は、地区の人たちや組の人たちが、兄弟や姉妹のように暮らしています。
したがって、たとえ普段は仲が悪くても、いざ、事がある時は、兄弟、姉妹の付き合いとなります。実の兄弟、姉妹との付き合いが無い人でも、田舎の付き合いはすることになります。
田舎暮らしに憧れ、都会での人付き合いのわずらわしさを逃れて、やっと田舎へ引っ越してきたというのに、そこには都会の人付き合い以上のわずらわしい田舎の人付き合いが待っています。
田舎暮らしをしようと初めて田舎へ不動産(土地)を購入し、マイホームの新築中に田舎暮らしの煩わしさが分かった人。田舎ぐらしのためにやっと新築した新居へ引っ越して来て、田舎
暮らしの煩わしさが分かった人。
そして、1年〜2年住んでみたけれど、どうしても田舎暮らしに馴染めず、また都会へ逆戻りした人。10年の田舎暮らしで逆戻りした人。
以上は、田舎の不動産(土地や中古住宅)の仲介業を長年やっている不動産業者であれば、何回か耳にすることもあるそんなに珍しくない出来事です。
それでは、人付き合いが嫌いな人たちは、田舎へ不動産を購入して田舎暮らしを楽しむことは出来ないのでしょうか。
いやいや、そんなことはありません。
都会の喧騒を離れて、田舎へ不動産(土地や中古住宅)を購入し、田舎暮らしを楽しむ方法は、いくつか有ります。
「人付き合いが苦手な人の田舎暮らし」については、近々、別サイトで詳しく説明したいと思います。
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